令和7年の出生数の速報値が約70.5万人の結果となりましたが、速報値は外国人も含むため、確定数では約66万人台後半になると予測しています。

ただ、ここ数年、増減数は-4万人台でしたが、令和7年の速報値ベースでは-1.5万人程度の数字で収まっているため、出生数の減少ペースは鈍化したものと思われます。そのため、確定数ベースでも-1.5万人程度の減少とした場合、約68万人から1.5万人を引いて66万人台になるのではないかと推測しています。
この原因として、コロナ明けで婚姻数が増加した影響もあるかとは思いますが、そもそも20年前の出生数はほぼ横ばいで推移していたため、当面は出生数の減少に歯止めがかかる可能性が高いです。
とはいえ、2016年の約101万人から2025年の約70万人まで、約10年間で3割減の結果となっているため、この層が成人になる2036年~2046年あたりには、再び減少数が加速して出生数50万人割れとなる可能性も否めません。
単純に出生数が66万人の場合、男女で33万人づつとなり、子供一人しか生まないとなれば、出生数もいずれは33万人程度に収束していくはずです。さらに、その33万人が成人する頃には、出生数は16.5万人ぐらいになるはずです。
就職氷河期世代の出生数は年間200万人以上はありましたので、この分厚い人口層が後期高齢者へ到達する25年後あたりには、現役世代が高齢者を支え切れなくなるかもしれません。
ちなみに、今年2026年は丙午(ひのえうま)にあたります。丙午の年は、出生数は減少する傾向がありますが、果たして今年もこれまでのパターンが当てはまるのでしょうか?
出産までの期間を11カ月程度としますと、今から迷信の注意喚起したからといって結果は何も変わりませんが、昨年は全くといっていいほど話題にはのぼらなかったため、おそらくはほとんど影響は出てこないものと想定しています。とはいえ、全くのゼロではないにしても、数%ぐらいは影響が出てくるとなると出生数65万人を大きく割り込み、2030年までに50万人台に突入してしまう懸念もあります。
いずれにしましても、減少ペースが鈍化したとはいえ、まだまだ予断を許さない状況が続いております。