令和6年の出生数は70万人を割れの予測

令和5年出生数の確定値は72万人でしたが、令和6年8月時点での速報値は既に2万6千人の減少となっているため、令和6年の出生数は70万人を割れるとの予測がされています。おそらくは68万人前後になるはずですが、年間4万人減のペースで少子化が加速しています。

このペースですと、2030年頃には出生数50万人割れも現実味を帯びてきました。

年度出生数増減数出生率増減数
2007年1,089,818-2,8561.340.02
2008年1,091,1561,3381.370.03
2009年1,070,036-21,1201.370.00
2010年1,071,3051,2691.390.02
2011年1,050,807-20,4981.390.00
2012年1,037,232-13,5751.410.02
2013年1,029,817-7,4151.430.02
2014年1,003,609-26,2081.42-0.01
2015年1,005,7212,1121.450.03
2016年977,242-28,4791.44-0.01
2017年946,146-31,0961.43-0.01
2018年918,400-27,7461.42-0.01
2019年865,239-53,1611.36-0.06
2020年840,835-24,4041.33-0.03
2021年811,622-29,2131.30-0.03
2022年770,759-40,8631.26-0.04
2023年727,288-43,4711.20-0.06
2024年68万人前後約4万人減1.20割れ?マイナス

(※2024年は速報値から予測)

この2015年~2024年の10年間では約32万人が減少しているため、このペースですと20年後の2044年には出生数が4万人程度となってしまうかもしれません。この4万人に対し、就職氷河期世代は約200万人規模の人口層があるため、現役世代1人で50人の高齢者を支えることになってしまいます。

こちらは当サイト運営者による今後の予想です。

出生数の予測(※赤線は当サイトの予測)

加えて、1966年は丙午(ひのえうま)年となっており、大幅に減少していますが、60年後の2026年にまたやってきます。前回と同様、2026年もおそらく25%減ぐらいになると思いますが、一時的に出生数は50万人を割れてしまうかもしれません。

この丙午に生まれた女性は気性が激しくなり、夫の命を縮めるなどの迷信があり、昔から妊娠を回避する傾向が多いようです。1906年も同じように減少していましたので、政府は今から迷信に惑わされないよう、あらかじめ啓蒙活動をするべきと感じます。

出産までの期間を10ヶ月としても、2025年2月ごろまでには対応しておく必要があると思われます。