マイナンバー不況の到来で日本経済は壊滅する

女性の活躍をテーマに掲げているアベノミクスですが、夜の繁華街では水商売から引退する女性が続出しているようです。5年、10年と働き続けてきた彼女らも、マイナンバー制の導入により、夜のお仕事を辞める決定をした人が急増しているもようです。

これに伴い、今後は夜の繁華街で女性求人が集まらず、お店のサービスの質が低下、その結果として夜の街へ繰り出す客足も遠のき、タクシーなどの関連産業も衰退、加えて水商売系の失業者増加に伴う生活保護費などの社会保障給付の増大に伴い、日本経済は未曾有の大不況に陥るとの予測が出てきました。

オキニ嬢・Mちゃんはなぜ引退したのか?─

私もススキノにお気に入りのMちゃんがいるのですが、10月に入ってからはお店には1日も出勤していないようなのです。そこで仕方なく、いつもお茶を引いているSちゃんで妥協して予約を入れたのですが、話を聞いてみるとマイナンバー制の導入で10月いっぱいで引退した女の子が続出しているようなのです。

それを聞いたとき、「しまった!!Mちゃんの連絡先を聞いてなかった…。」と後悔したのですが、もう既にお店を辞めたとのことで時すでに遅しです。この時ほどボクがアベノミクスを恨んだことはありませんでした。

いつもけなげなにやさしく接してくれたMちゃん。彼女の姿が消えたススキノの街に、ボクが足をはこぶことはもうないことでしょう。(たぶん)

アベノミクスで追い込まれる水商売で働く女性たち─

個人をはじめ、法人の接待なども含めると夜の繁華街へは毎年かなりのお金が落とされています。女の子はチップで渡したお金でおいしいものを食べるでしょうし、タクシーを使ったりして、お金がまわっていくことで景気がまわっている側面があるのです。

けれども、マイナンバー制の導入により、身ばれや税金の無申告を警戒した女の子が引退することにより、女の子は夜の繁華街へは集まらなくなってしまいます。その結果として、倒産してしまうお店が続出してしまうことにもなることが予測されています。

また、お店を通さない形での太客との個人間での金銭のやりとりになってしまい、お金の流れが完全に把握できなくなってしまいます。今までは最低限、お店からの税金は発生していたわけですが、お店を通さない金銭のやりとりになってしまうことにより、完全に税収が途絶えてしまうことになります。

加えて、お店を通さないことで女の子を危険な状況へ追いつめてしまう可能性も高くなり、様々な社会問題が出てくることにもなりかねません。

女性が輝く社会を目指すアベノミクスとはいったい何だったのか?

夜の繁華街でとびきり輝いていた女性が次々に消えて行っている今、アベノミクスが何を目指しているのかまったく見当がつきません。

ただ、Mちゃんについては、もう会えないけれども、水商売からは上がったようなので、かえってほっとしているキモチもあります。この点はアベノミクスに感謝するべきなのかもしれませんが、何だか複雑なキモチです。